絵本やアニメで長く愛されているアンパンマンシリーズの作者で絵本作家のやなせたかしさんが、13日、都内の病院で心不全のため亡くなっていたことが分かりました。
やなせさんは、一昨年前から膀胱がんを患っており、今年8月上旬から入院をしていたそうです。
がんは他の部分に転移していて、心不全という結果になってしまいました。
1973年から絵本シリーズになったアンパンマンは、1988年にアニメ化されて以来、現在も続く人気シリーズになっています。
東日本大震災のときには、ラジオから流れてきた「アンパンマンマーチ」に勇気付けられた人が多く、ラジオ局にリクエストが多数寄せられたこともニュースになりました。
やなせさんは、震災前に引退すると言っていたそうですが、震災以降「子供たちに勇気を与える」という理由で引退を撤回していたそうです。
アニメ、映画版でアンパンマンの声優を努めた女優の戸田恵子さんは「悲しすぎて力が入りません」とコメントしています。
やなせさんのような、みんなに力を与えてくれていた人が亡くなってしまうのはすごく悲しいです。
ご冥福をお祈りします。