プロ野球選手会、新ポスティングシステム承認



メジャー移籍の手段であるポスティングシステムをめぐって、日米協定の締結が遅れていましたが、プロ野球選手会が2年間限定で新入札制度を承認することになりました。

これで、18日に行われる実行委員会で12球団の承認が得られれば、アメリカ大リーグ機構との締結後、早ければ今月中にも運用が開始されることになります。

新入札制度では、最高額を提示した球団との交渉が可能になりますが、移籍金は最高額と2番目の額との間に設定されます。

また、入札妨害を防ぐため、交渉が破談になった場合は、MLBに入札額の2.5パーセントを支払う制裁措置も盛り込まれています。

ですが、この制度ではNPBや選手側にメリットは無く、選手会では複数球団との交渉を求める声が上がっていました。そのために選手会側からは、締結中止を求めていました。

そんな中、今オフにメジャー移籍を希望している楽天・田中投手の存在がありました。
田中投手の移籍のための時間が少ないことから、「苦渋の決断」として2年間限定での締結となりました。

正式に承認されれば、田中投手はアジアシリーズ終了後の21日にもポスティングを申請すると見られています選手にとって一番良い形でメジャーに挑戦したり、野球を続けていくことが出来ればいいと思います。